DATA
所在地 | 山口県宇部市楠町船木 |
発注者 | 楠町(現在、宇部市) |
用途 | 公営住宅 |
構造・規模 | 木造(一部RC造)平屋、地上2階・31戸 |
竣工年 | 1994~99 |
INFORMATION
専用庭付の現代長屋
旧街道沿いの宿場町として栄えた山口県旧楠町。その市街地に立地する。
従前の接地性の高い住まい方を踏襲したテラスハウスである。RCと木造の混構造とし、コンクリートの界壁による隣戸同士の遮音性及び防火性を確保するとともに、水回りをこの部分に配置して耐久性を向上させた。居室部分は屋根も含め在来木造とすることで、木の風合いと香りに満たされた内部空間を実現した。地域の伝統的建築材料である赤い石州瓦をのせた連続する切妻屋根は、周囲の景観に溶け込みつつ個性を打ち出している。