まちづくりや住宅地計画にあたっては、「環境共生」や「低炭素社会」への対応が必須となっている。このような観点からとくに力を注いだプロジェクトとして 、戸建住宅地では、神戸・三田国際公園都市カルチャータウンのワシントン村・兵庫村プロジェクト、集合住宅では、世田谷区深沢環境共生住宅が代表事例にあげられる。このほかにもこれまで多くのプロジェクトに参画してきたが、最近では、気象観測データ・環境シミュレーションソフトの活用などにより、とくに風や熱の流れの傾向に計画的に対応したパッシブデザインを行うことで、ヒートアイランド対策や省 CO2化をすすめるととともに、快適性・景観性に秀でた高質な住環境の創造を目指すプロジェクトを多数手がけている。