当社は公営住宅ストック総合活用計画の創設時から、基本となるマニュアル作成とともに、複数の自治体でストック活用計画の策定に係わってきている。具体的なプロジェクトの実践に関しても、トータルリモデル事業に係わる建物設計を行ってきている。このなかで、階段室型住棟に廊下を増設してエレベーター利用による住戸へのフラットアクセスを実現した。さらに吊り構造により廊下を付設するハングコリドーシステム(02年、BL 部品開発コンペ入賞)を新日本製鐵(現日本製鉄)と開発し、実用化に向けた試験施工(05年)を 行うなど実践・実用を目指 した研究・開発を行った。現在も引き続き、ストックの有効利用に向けた種々の改修技術等の実用化に向けた研究・開発に取り組んでいる。