DATA
発注者 | 兵庫県南淡町(現 南あわじ市) |
事業年度 | 2004年 |
INFORMATION
福良地区は、淡路島の南部、福良湾に面する自然の良港であり、経済、交通の要衝としても重要な役割を担ってきました。
しかし、地区内には老朽化した木造建物の密集、狭隘な道路網といった課題が集積しているうえ、今世紀前半に高い確率で発生が予想されている南海地震では5メートルを超える津波の襲来などが予測されています。このため、福良地区の地震被害対策のための基礎資料作成を主な目的として、現地踏査及びGIS(地理情報システム)を活用した建物等の詳細な現況把握を行ない、さらに、防災まちづくりの基本的な方向性を提示しました。
また、これらの資料を住民に提示し、防災意識向上・啓発を図りました。加えて、今後の防災まちづくりを進めるため、住民組織の立ち上げや住民と行政の協働による防災まちづくり基本計画の策定を提案しました。