DATA
| 所在地 | 神奈川県横浜市 |
| 発注者 | 横浜市建築局 |
| 工期 | R1.6〜R3.10 |
INFORMATION
野庭住宅・野庭団地は、横浜市市営野庭住宅（約3,294戸）、横浜市住宅供給公社の分譲野庭団地（約2,869戸）、戸建住宅等の約6,200 戸からなる商業施設や、学校、保育園、幼稚園、公園など多様な利便施設が一体的に開発され大規模団地である。昭和47年の入居開始以降約半世紀が経過し、建物の老朽化や高齢化、敷地内の高低差が多いことからバリアフリー面の制約、センターの空き店舗化等の課題が生じている。
これらの状況を踏まえ、令和2年度～令和3年度にかけて地域関係者が中心となった「未来を考える会」と有識者による「アドバイザー会議」での検討・議論を通し、地域全体の再生の目標・方針や将来イメージを示す「野庭住宅・野庭団地」みらいビジョンを策定した。再生の方針として、「住まい」、「拠点」、「活動」、「つながり」の４つのテーマを掲げ、テーマ毎に関係主体が取組むべきイメージを整理し、取組の推進に向けた実施体制をとりまとめた。
また、本ビジョンを踏まえ、市営野庭住宅の先行街区における建替基本計画の検討を行い、高低差に対応したバリアフリー動線の確保や小さな拠点となる集会所のイメージ等、ビジョンの実現に資する取組みもモデル的に検討した。